この記事では「変わった受付 企業」「来訪者受付 事例」「ロボット受付 事例」を検討している方向けに、 公開されている受付事例から学べるポイントをまとめます。
この記事でわかること
- ロボット受付やQR受付などの公開事例
- 変わった受付が解決している課題
- 自社受付に取り入れるときの注意点
- 木工什器やサイネージと組み合わせる考え方
変わった受付は、ただ目立つためのものではない
ロボットが話しかける受付、QRコードで入館する受付、ICカードで来訪者を管理する受付。 一見すると珍しさが目立ちますが、多くの場合、その背景には受付業務の効率化、来訪者の迷いの削減、セキュリティ管理、企業イメージの演出といった目的があります。
大切なのは、面白い仕組みを入れることではありません。 自社の受付で何に困っているのか、来訪者にどんな印象を持ってほしいのかを決めたうえで、仕組みを選ぶことです。
事例1:ロボットが来訪者を案内する受付
Callroboは、卓上型コミュニケーションロボットとタブレット端末を組み合わせた企業受付アプリとして紹介されています。 ロボットが来訪者へ声をかけたり、受付の案内をしたりすることで、無人受付に親しみやすさを加える考え方です。
ロボット受付の特徴は、受付を単なる入力作業にせず、来訪者の記憶に残る接点にできることです。 一方で、ロボットの存在感が強すぎると、企業の雰囲気から浮いてしまうこともあります。 導入する場合は、受付空間のトーンや来訪者の属性に合うかを確認したいところです。
事例2:Pepperを活用した企業受付
ヘッドウォータースが公開している事例では、パソナグループ本部の受付でPepperを活用した受付アプリが実稼働していることが紹介されています。 受付時の応対、会社紹介、館内案内など、人で対応した方がよいこととロボットで対応できることを切り分けている点が参考になります。
この事例から学べるのは、すべてを自動化するのではなく、受付体験を分解して考えることです。 来訪者への第一声、案内、呼び出し、待機中の情報提供。 どこを人が担い、どこを機器が担うかを整理することで、受付の役割が見えやすくなります。
事例3:QRコードやICカードを使った受付
VisitViewの導入事例では、QRチケット受付、ICカード受付、複数端末での受付など、施設規模や来訪者数に合わせた受付スタイルが紹介されています。 放送局や官公庁など、大規模な来訪者管理が必要な場面では、受付方法を標準化することが重要になります。
QRコードやICカードを使う受付は、事前予約や入館管理と相性があります。 ただし、来訪者がQRコードを忘れた場合、代理来訪の場合、初めて来る人が使い方を理解できない場合など、例外対応も考えておく必要があります。
事例4:木の温もりと無人受付を組み合わせる
受付システム「アイタッチ」の公開事例には、木の温もりを感じる無人受付として紹介されているケースがあります。 無人受付は端末の印象が強くなりがちですが、什器や空間の素材感を整えることで、冷たい印象をやわらげられます。
mokuture+に近い視点で見ると、ここには大きなヒントがあります。 受付端末やサイネージを単体で置くのではなく、木工什器と一体で設計することで、機能と空間の印象を両立しやすくなるからです。
少し変わった受付から学べること
事例を見ていると、変わった受付にはいくつかの共通点があります。 それは、目新しい機器を置いていることではなく、来訪者の行動や受付業務の課題に合わせて、受付の役割を再設計していることです。
- 来訪者に最初の行動をわかりやすく伝えている
- 受付後の待機や案内まで含めて設計している
- 人が対応することと、機器が担うことを分けている
- 受付方法が企業イメージと矛盾していない
- 例外対応や困ったときの連絡先が用意されている
自社で取り入れるときの注意点
変わった受付は印象に残りやすい一方で、導入目的が曖昧だと使いにくさにつながります。 ロボットやQR受付を入れる前に、自社の来訪者がどんな人で、どの場面で迷っているのかを確認しましょう。
- 来訪者の年齢層やITリテラシーに合っているか
- 初めて来た人でも受付方法がわかるか
- 機器が故障したときの代替フローがあるか
- 受付後の待機場所や担当者通知まで整っているか
- 企業の雰囲気から浮いた演出になっていないか
木工什器とサイネージで「変わった受付」を自然に見せる
受付に新しい機能を入れるとき、機器だけが目立つと入口の印象が崩れることがあります。 受付端末、サイネージ、ロボット、QR案内などを置く場合でも、什器や表示のトーンを合わせることで、空間に自然に馴染ませられます。
mokuture+が目指すのは、機能を足すだけの受付ではなく、木工の質感とデジタルの機能が重なった入口体験です。 少し変わった受付も、空間と一体で設計すれば、企業らしさを伝える強い接点になります。